宮津・天橋立
『天(アマ)への架け橋』日本三景の一つである天橋立エリアにて、有形文化財や名勝、景観などを題材としたデジタルアートの世界を体験する舞台を展開。国内外で活躍するアーティストたちの映像やサウンド、光などを用いた作品により、幻想的な世界が演出されました。
※本展覧会は閉幕いたしました。
ARTISTアーティスト
《Light and Sound》
天橋立の砂浜を、親しみやすく美しい前向きなメロディーを奏でる平井真美子の新曲と、光の環境をデザインする照明デザイナー長町志穂が、音と光の演出で幻想的な世界に創り上げました。
楽曲:『sky fish』HIRAI Mamiko
長町 志穂NAGAMACHI Shiho
株式会社LEM空間工房代表。京都工芸繊維大学卒業、京都芸術大学客員教授公共空間の夜間景観デザイン、建築・ランドスケープの照明計画、あかりを核とする観光まちづくり、光のパブリックアート、照明ブランドのプロデュース等モノからコトまで様々なプロジェクトを実践。近作「神戸市メリケンパーク」「水木しげるロード(照明デザイン賞最優秀賞)」「長門湯本温泉観光まちづくり」「川湯の森ナイトミュージアム(環境省)」他
《Altered Perspectives》
宮津・天橋立エリアの変遷と、参道の延長線が天橋立と交差することから着想を得た音楽家・原摩利彦とプログラマー・白木良によるオーディオビジュアルインスタレーション。この土地をあらゆる方向から見つめ直し、土地に由来するデータとフィールドレコーディングに想像力を加え、プログラミングを用いた映像・音響表現で新しい橋立を描き出すことを試みました。
白木 良SHIRAKI Ryo
1990年岐阜県生まれ。京都工芸繊維大学造形工学課程卒業。 京都を拠点に自作のソフトウェアを用いた映像、音響、建築などジャンルを横断した制作活動をおこなう。アーティストグループDumb Typeに参加。高谷史郎、池田亮司、名和晃平をはじめとした多くのアーティストの作品制作にも携わる。
《The Dragon Bridge (龍の橋立)》
丹後の国分寺には、かつて天然痘の流行終息を祈って、七重塔や寺院が建てられたように、今回、国分寺跡地に《ラッキードラゴン》を新型コロナウイルス感染症の流行終息を願って設置し、最終週には龍の口から火を噴き出し、七重塔と天橋立のオマージュとして「炎の塔」「炎の橋」をつくるパフォーマンスを試みました。また、同じく2009年に制作された《黒い太陽》を「金堂」に見立てて設置し、伽藍を形成しました。
《data.flux [LED version]》
日本を代表する作曲家/アーティスト、池田亮司による、不可視なデータを知覚化させ、映像と音響の奔流に身を委ねるサイト・スペシフィックなオーディオビジュアルインスタレーション作品、《data.flux [LED version]》を展示。長さ約24メートルの大きなLEDスクリーンに映し出された映像は、膨大なデータの組み合わせによって構成され、緊密に同期されるサウンドと共に鑑賞者を「完全な感覚体験」へと導きました。
コンセプト、構成:池田亮司
コンピュータグラフィックス、プログラミング:平川紀道、徳山知永
映像システムサポート:株式会社シーマ
- 主催
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「海の京都」天橋立地区協議会 / 京都府
- 問合先
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天橋立駅観光案内所
〒626-0001 京都府宮津市文珠314-2 天橋立ターミナルセンター内
0772-22-8030(受付:平日09:00-18:00)